ナベさんの浜っこ日記

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東北被災地 医療支援活動

先日、陸前高田へ医療支援活動に参加してきました。

当院からは、医師1名、看護師1名、薬剤師1名、理学療法士2名、事務職1名の

6名体制で応援に入りました。

場所は岩手県立高田病院の仮設診療所、

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米崎コミュニティーセンター という所で医療支援を行ないました。

現地には、当院からだけでなく同じ三重県から尾鷲病院さんや

東京都や浜松市、秋田県など、いろいろな都道府県、市町村から応援に来ていました。

尾鷲病院さんは、陸前高田市をはじめ、釜石市や大船渡市など、

今回、大きな被害に遭われた場所と地形が似ているため

他人事ではなかったのではないでしょうか。

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米崎コミセンは高台にある公民館のようなところを診療所しているので

階段があり段差があり、足腰の不自由な患者さんには大変な環境でした。

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診療所内でも転倒されそうになったりすることが度々ありましたが

応援期間中は、大きな事故には繋がらず、ほっとしたところです。

普段、介護業務に携わっているので、その経験が生きることが多々ありました。

それ以上に難しかったことは、方言や訛りの理解です。

特に名前など理解できないことも度々あり、何度も聞き返し、ご迷惑を掛けました。

津波の被害で大切な家族や友人、家や財産など多くをなくされている患者さんが多く

大変な生活を強いられているはずなのに、私達の失礼を気にもせず、

「ご苦労さん」 「ありがとう」 「遠方からよく来てくれた」と

感謝、労いの言葉を掛けてくれた方が多く、現地の方々の優しさを感じることができました。

また、杖を失った方を多く見かけ、自身に合わない杖を使っていたり、

スキーのストックを杖代わりにして歩行されている方も見受けられましたが、

上手に使いこなしている方が多く、そんな姿を見て、

可哀想にと思う一方で、逆境に立ち向かう被災地の方々の力強さも感じることができました。

また、高田病院のスタッフも被災者であるにもかかわらず、

しっかりと仕事をこなしている姿に感銘を受けました。

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県立高田病院は巨大津波によって三階まで浸水し、多くの命と機材が流されました。

その時の様子を、高田病院の院長先生に聞くことができました。

津波が押し寄せてきた瞬間のことや、屋上に非難していたときの様子など

辛く悲しい体験であるのにもかかわらず、詳しく話して下さいました。

貴重な体験談を聞かせていただき感謝しています。

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期間中に大船渡市や気仙沼市にも足を運びました。

陸前高田市は重機が入り、わりと片付いている感じがしましたが、

2市に関しては、写真のように、ほとんど手付かず状態のところがほとんどです。

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大きな船も打ちあがり、匂いも酷く、惨状を目の当たりにしました。

この現状が少しでも早く良くなることを願うばかりです。


同じ日本で起きた大災害を目の当たりにして、大きなショックを受けたとともに、

今後も、何らかの形で継続的に支援をしていかなければならないと強く感じました。
by td2edck7 | 2011-06-21 17:30 | Comments(0)